質問募集企画

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【回答動画公開!】【GA4切り替えに向けての最終準備】小川卓さんが皆さんの疑問に答えます!

2月20日から3月3日の間、HubSpotコミュニティーでGoogleアナリティクス4に関する皆さんの質問・お悩み相談を募集しました。お寄せいただいたすべての質問にウェブ分析の第一人者である小川卓さんから回答いただきましたので、ぜひご視聴ください!

 (質問募集期間は終了しました。本投稿にご質問をいただいても回答できかねますので、何卒ご理解いただけますと幸いです。)

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▼目次▼

①00:58

UAが停止となる7月以降もUAでの計測データは引き続きGA4内で閲覧可能なのでしょうか?それともGA4を導入して以降のデータのみが閲覧可能で、UA時代のデータは別途ダウンロード等して保存する必要があるのでしょうか?

 

A.6月末でUAは計測停止となりますが、UAの画面は残ります。そのためデータを閲覧することは可能です(ひとまず2023年末まで)。今焦ってデータをダウンロードする必要はありませんが、年内中にはダウンロードして手元にデータを保管しておくのがよいでしょう。

 

②02:41

過去の計測データを今後も参照する際のベストプラクティスを教えてください。

 

  1. ダウンロード・バックアップの方法3選:

・GAの画面から必要なものをダウンロードしておく(csvやexcel形式)

・UAのプラグインを用いてスプレッドシート上にデータを保存

・外部ツールを使う

必要なデータの選別、保存可能なデータ量などを鑑みるとよいでしょう。

 

③05:35

複数商材を別々のドメインで管理・運営している場合、同一のGA4のタグを入れるものでしょうか?またその場合、GA4の管理画面では収集したそれぞれのデータがどのように表示できるでしょうか?

 

A.エンドユーザーが商材間(ドメイン間)を行き来して比較するような場合、同一のタグを入れるのがよいでしょう。商材間を行き来しない場合は、基本的には商材群ごとにタグを設置するとよいと思います。

*小川さんがGA4の画面を映して解説してくださっています。

 

④10:38

UAとGA4では、計測方法が違う(と思う)ので、数値にズレが出ると思いますが、ずれる範囲やその理由の目安などはありますでしょうか?また、ズレた際に分析する方法があれば知りたいです。

 

A.ずれが発生する理由は主に二つあり、計測の仕様(定義)が違うこと、そして実装・設定方法が違うことです。どちらが理由かを特定するために、全体的にずれがあるのか、それとも特定のページ群だけ数字が大きくずれているのかを見てみるとよいでしょう。前者であれば仕様の違い、後者であれば実装・設定方法が影響している可能性があります。

 

サイトの種類によりますが、ページビューや訪問回数、ユーザー数などの基本指標は±5%程度が目安と考えています。それが±15~20%の場合は、実装・設定方法に違いがある可能性があります(一方ではIPアドレスでのアクセスを制限、もう一方では制限していないなど。)

滞在時間や流入元のチャネルなどはGA4で定義が大きく変更されたため、ずれが大きい傾向にあります。

 

⑤15:00

■Lookerstudioを用いたデータ反映のタイミングについて

UA時代からDataStudioを使って、レポート化していました。定点観測的に、毎日朝8時に前日のデータをメールの自動送信をしています。UA時代であれば、上手く数値を集計できていたのですが、GA4で同様の集計を行うと視聴回数やユーザー数がUAと比べると、1/3程度と少ない状況でした。

 

そこでお昼12:00くらいまで待つと、UAとほぼ同じくらいの数値となります。データの更新頻度を”時間ごと”にしてみましたが、変化がありませんでした。

私の設定が悪いのか、GA4だとこんなものなのか、ご存じのことがあれば教えていただけると幸いです。

 

A.GA4だとこういうもの、だと思います。

前日のデータが集計されるまでにUAよりGA4では時間がかかる印象があります。

 

⑥17:03

昨今、ウェブだけでなくアプリやLINEでの顧客との接点をもつ企業様が増えています。

そういったマルチチャネルを持つ企業が、統合的に成果の分析をする際の、GA4ならではのおすすめ機能がございましたらご教示ください。

 

A.GA4はアプリに対応しています。アプリを含め全体でどれくらい集客できているかを見たい場合は、一つのプロパティー内にアプリもウェブも入れるのが良いでしょう。

*詳しくは、小川さんがGA4の画面を映して解説してくださっています。

 

⑦20:25

探索レポートで

1.ランディングページを行に置き、コンバージョンの値を列に置く

2.コンバージョンがある列を右クリックし、ユーザー(ユーザーエクスプローラー)を表示する

上記を行ったとき、1でカウントされていたコンバージョンの数値が2で0になってしまうことがあります。これはなぜでしょうか。解決方法はありますでしょうか。

 

A.*小川さんがGA4の画面を映して解説してくださっていますので、動画をご覧ください。

 

⑧24:52

◇特定のページの特定の内部リンクのクリック率を計測する方法について。

現在、GTMではなくgtag.jsを使用しています。javascriptで内部リンクのクリック計測イベントを発火させたいです。この場合、

1.カスタムイベントで内部リンククリックのイベント名を登録する

2.カスタムディメンションでボタンの位置を指定するディメンションを登録する

3.共通のjavascriptに内部クリックイベントを発火させるタグを設置する

上記の手順で合っているのでしょうか。

 

A.既存のイベントから新しいイベントを作りたい場合は別ですが、そうでなければ1のイベント名の登録は特に不要です。2についてはおっしゃる通りです。

*3について詳細は動画をご覧ください。

 

⑨30:00

イベントの作成画面でor条件を入力できないか:

コンバージョン計測のためのイベントを新規作成する際に、精度を高めるため、

page_referrerのURLを1つではなく2つ含めたいのですが、そんなことは可能でしょうか?

 

現状は条件を追加するとand条件になってしまう認識です。

 

A.GA4の画面ではand条件をつけることができないので、Googleタグマネージャーを使うのをおすすめします。タグマネージャーを使わない場合はイベントを二つ作るやり方もあります。

 

⑩*こちらの質問は書面にて小川さんに回答いただきました↓

1)ディメンションの「ページパスとスクリーンクラス」はUAにおける

行動→サイトのコンテンツ→すべてのページ

の「ページ」と同じ概念なのでしょうか。(そもそも同じと捉えることが間違っていますか。)

 

2)ランディングページではなく、コンバージョンに至るまでに1回でも通ったページについて

行:ページ

列:コンバージョン数

のような形で探索レポートで見ることはできるでしょうか。

 

A.

1)はい、その考え方で問題ありません。ページ単位の数値を見るためのレポートとなります。

2)こちらの方法では出来ません。コンバージョンが発生したページのみが計測されてしまいます。

セグメント機能を利用して、コンバージョンしたユーザーだけ抽出して(該当イベントを設定するか、コンバージョン イベント=trueの条件を選ぶ)

行:ページ 値:ユーザー にすればCVユーザーが閲覧したページを人数単位で出すことが可能です。

 

以下、GA4で躓きやすいポイント・効果的に運用するためのヒントを伺いました。

 

⑪33:28

2023年3月以降、UAのみ設定していたアカウントに関して、Googleが自動的にGA4の設定をプッシュするという動きがありました (参考ページ) 。この影響を受けた方が気をつけておくべきポイントはありますか?

 

A.*小川さんがGA4の画面を映して解説してくださっていますので、動画をご覧ください。

 

⑫42:18

現在2023年7月1日だと仮定します。 あまりにも通常業務等が忙しく、2023年6月末までにGA4への移行が間に合わなかった…という多忙なウェブ担当者がいた場合、小川さんならどういったアドバイスをされますか?

 

A.アドバイスが難しいものの、(⑪で取り上げた)自動作成されたGA4のプロパティーを使うのが良いと思います。

GA4もしっかり使いこなしたい、UAで複雑なカスタマイズをしていたという方は、外部のコンサルを利用するのも一つの手だと思います。最低でも2023年6月の1ヶ月に関してはUAもGA4も計測できるので、この並行期間を有効活用するのがよいでしょう。並行期間が全くないと数字の比較やズレの検証ができずリスクがあります。外部の力を使ってでも早めに対策しましょう。

 

⑬44:34

2023年に入ってから小川さんがよく受ける相談・質問ベスト3とその回答を教えてください。

 

A.

1)数字がずれるのはなぜか→④で回答済み

2)UAで出していた数字をGA4でどう出せるのか→レポートで出せるものもあれば、データ探索が必要なものもあります。

3)移行したいがやり方がわからない→オンラインで閲覧できる資料や情報を参考にやってみましょう(例:GA4ガイド

 

⑭46:57

GA4移行がうまくいっている会社とうまくいっていない会社の違いはどんな点ですか?

 

A.移行が比較的うまくいっている会社は、このタイミングでもう一度要件定義を見直していると思います。

特にUAを長年使っている方は、過去の設定が残っていたり、もう使っていない数字を追っていたりすることがあります。そのため、GA4で今後みたいデータは何か、UAでは追っていた数字だが本当に今後も必要なのか、などGA4を使うまえにそのような追いたいデータの要件定義を見直せていると導入後も運用がスムーズでしょう。

 

4月からはGA4で数字を見ていこうなど決めている会社は、そのタイミングまでに使い方をリサーチしているのでモチベーションも高く、しっかりGA4を使おうという体制になっていると思います。

 

⑮49:18

GA4の今後の運用アップデートに関して、小川さんはどのように情報収集していますか? おすすめの方法があれば教えてください。

 

A.

- Googleアナリティクスヘルプ

- GA4 Guideサイト

- TwitterでGA4に関して呟いている人、情報発信している人をフォローする

- FacebookのGA4コミュニティー(英語ですが、5万人のメンバーがおり色々な質問をしたり情報発信しています。)

 

細かなアップデートがたくさんあるので大変ですが、大きな変化はこれらのチャネルをフォローしておけば把握できると思います。

 

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皆さんご質問をお寄せいただきありがとうございました。こちらの回答動画がご参考となれば幸いです。

 

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