3 25, 2021 11:46 AM
ボットアクティビティーとは?
ボットは、今日の多くのインターネットトラフィックの出所です。ウェブトラフィックの半分以上はボットから来ていると言われており、ボットは数年前と比べてより精巧になっています。全てのボットが悪いボットというわけではなく、例えばGoogle検索エンジンのボットは、ウェブサイトをクローリングしてインデックスしてくれます。HubSpotのチャットボットは、人間を必要とせずに見込み客や顧客との会話を促進するのに役立ちます。
しかし、残念なことにアプリやWebサイト、Eメールに対して、偽のクリックやインプレッションを働くボットも存在します。Eメールの場合、ボットは悪意のあるソフトウェアやフィッシング攻撃へのリンクを識別し、受信者の受信ボックスにそれらが入るの防止するため、Eメール内のリンクをクリックするように設計されています。
では、Eメールにおけるボットアクティビティーはどのようなものでしょうか?
Eメールのボットアクティビティーは、ウェブサイトでのそれとは異なります。通常、Eメールのボットとは、Eメールが受信者(コンタクト)の受信ボックスに到達する前にあるセキュリティーソフトウェアです。そのセキュリティーソフトウェアはEメールを開封し、通常はそのEメール内のリンクの一部(あるいは全て)をクリックして問題ないかチェックを行います。このように、あたかも実際の受信者がとったようなアクションがボットによりなされるため、誤った開封数やクリック数が記録されることがあります。
Eメール送信直後に開封通知があったり1分間に数十回のリンククリックがあるなど、どう考えても人の手によるアクティビティーと思えないような場合、おそらくそれはボットの影響を受けています。
Eメールキャンペーンを行ったことがあるマーケターなら、おそらくボットの影響を受けたことがあるでしょう。ボットが生成するEメールエンゲージメントイベント(開封やクリック)は、実際に受信者が行ったエンゲージメントイベントと一緒に記録されてしまうため、マーケターにとってボットは厄介な存在です。これにより、Eメールキャンペーンの統計は膨らみ、ボットによる誤った開封・クリックに基づいてオートメーション機能が作動してしまう可能性があります。
誰が影響を受けやすいのか?
ボットは全てのマーケターに同じように影響を与えるわけではありません。このようなセキュリティーフィルターは、金融や医療関係の業界ではよく見られますが、B2Cマーケティングではそれほど一般的ではありません。GmailやOffice365などのメールプロバイダーの個人用メールアドレスよりも、会社の専用Eメールを使用している場合にボットによるクリックが多いと言われています。
では、どうすればいいのでしょうか?
ボットを識別し正当なコンタクトからのエンゲージメントと区別することは、率直に言ってモグラたたきのようなものです。昨今、業界を問わずフィッシングメールが急増しています。このフィッシングの増加に伴い、セキュリティーソフトウェアを導入する企業も増えているので、ボットアクティビティーも一緒に増えています。
HubSpotでは、ボット対策として「ボットの絞り込み」機能を搭載しています。ボットから生成されたと見られるメール開封やリンククリックのパターンを検出し、自動的にボットからのエンゲージメントを除外してくれる機能です。
この機能を利用するには、⚙→トラッキングとアナリティクス→トラッキングコード→高度なトラッキング→ボットの絞り込みをオン にします。
無料アカウントを含む、全てのアカウントで利用可能です。こちらのナレッジベースでも詳細をご覧になれます:ボットアクティビティーを絞り込む
ボットから生成される全てのイベントを捕らえることは不可能ですが、この機能によってボットからのEメールエンゲージメントを極力防止することは可能です。
以上、Eメールにおけるボットアクティビティーについての豆知識でした。みなさんがボット対策として実践されていることがあれば、ぜひこのスレッドで教えてください😃
*このコンテンツは英語版コミュニティーの投稿を元に作成されました。原文はこちらをご覧ください。*
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